障がい者雇用の取組み

特例子会社設立主旨

働く意思と能力を有する障がい者(知的・精神・身体)に対して、生き甲斐のある、働き甲斐のある職場生活のフィールド・チャンスを与えることは、企業としての社会的使命(CSR:Corporate Social Responsibility)であるという概念から、この使命はわが社が掲げる「サンキョーグループのMISSION」にまさしくマッチするものであると判断し、ヒューマン・アセッツ株式会社を親会社(出資100%)としたSAPハピネス株式会社を2011年11月9日設立しました。
そして2012年3月26日障がい者雇用に係る「特例子会社」として厚生労働大臣より認定を頂きました。当社のこの取組はノーマライゼーションの理念に基づく企業として、社会的に評価されたということになります。

特例子会社制度とは

子会社での障がい者の雇用カウントを親会社の雇用カウントに含めることが出来る制度です。 
企業は法律により、法人単位で一定の割合の障がい者を雇用する義務があります。 
『障害者の雇用の促進等に関する法律』における一定要件(障がい者の雇用のために環境を整備するなどの特別な配慮)を満たし、厚生労働大臣の許可(親会社を管轄するハローワークに書類を提出)を受けた場合は、子会社を親会社の1事業所とみなし、子会社の障がい者の雇用カウントを親会社の障がい者の雇用カウントに含めることが出来る制度です。
法人単位ではなく、親会社・子会社をひとくくりとしてカウントすることが「特例」扱いとなります。

当社が目指すところ

私たちは、「自分の夢だけを叶えるfor me」でなく「周囲に喜びや笑顔を与えるfor you」の精神で取り組んでいます。

一般就労の機会が少ない方の経済的自立を支援します。

一般企業では就労しにくい障がいを有する人たちに対して、就業の場を提供することが、本人の経済的自立を促すことにつながると考えています。

仕事を通じて、社会の一員であることを実感して頂きます。

清掃作業や駐車場の巡回、の補助作業などを通じ、自分が社会の一員であり、かけがえのない存在であることを実感して頂きます。

地域社会との共存が願いです。

雇用の確保を通じて地域社会に貢献し、更に地域社会のコミュニティとしての役割を、微力ながら担いたいと考えています。

沿革

2011年7月
本格的に障がい者の方々の雇用開始 障がい者4名入社
(身体障がい、知的障がい、精神障がいの区別なく雇用)
2011年10月
障害者職業生活相談員の資格取得(5名)
翌年各店舗にて21人が障害者職業生活相談員の資格を取得
2011年11月
SAPハピネス株式会社設立
本店所在地:川口市末広
サンキョー(株)出資100%
2012年2月
障がい者7名入社
2012年3月
障がい者5名入社
2012年3月
「特例子会社」認定取得(3月26日付)
2012年7月
「埼玉県障害者雇用優良事業所」の認定を受ける (7月10日付)
2013年10月
障がい者1名入社
2013年10月
障がい者1名入社(さいたま桜高等学園)
2014年4月
本店所在地、川口市弥平に移転
2014年5月
埼玉県川口保健所よりクリーニング所確認済所交付
本格的に「クリーニング事業」と「リサイクル事業」を開始
2014年9月
独立行政法人高齢者・障害・求職者雇用支援機構より「努力賞」を表彰される
2016年1月
障がい者1名入社
2016年4月
障がい者1名入社(浦和特別支援学校)
2016年7月
障がい者1名入社(就労継続支援B型)
2017年4月
 障がい者2名入社(浦和特別支援学校 草加かがやき特別支援学校)
2017年10月
障がい者2名入社(就労継続支援B型)
2018年5月
障がい者1名入社(就労継続支援B型)
2019年4月
障がい者3名入社(川口特別支援学校1名 光の村学園秩父校2名)
2021年4月
障がい者1名入社(川口特別支援学校)
2021年6月
障害者法定雇用率 9.58%
2022年6月
障害者法定雇用率 10.22%

事業

2011年7月
設備機器の解体分別業務
施設内清掃業務
駐車場巡回、駐輪場整理業務
2012年3月
POP制作物補助業務
2012年7月
空気清浄機のセル、フィルター洗浄業務、製品管理業務
2014年5月
クリーニング事業、リサイクル事業(PETボトル、空き缶)

新卒採用

2014年4月
埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園  男子1名
2016年4月
埼玉県立浦和特別支援学校  男子1名
埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園  女子1名
2017年4月
埼玉県立浦和特別支援学校  男子1名
埼玉県立草加かがやき特別支援学校  男子1名
2019年4月
埼玉県立川口特別支援学校  男子1名
私立光の村養護学校秩父自然学園  男子1名 女子1名
2021年4月
埼玉県立川口特別支援学校  男子1名

教育実習生の受入れ

埼玉県立川口特別支援学校
埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園
埼玉大学教育学部附属特別支援学校
埼玉県立浦和特別支援学校
埼玉県立草加かがやき特別支援学校
埼玉県立三郷特別支援学校草加分校
東京都立王子特別支援学校
東京都立足立特別支援学校
光の村養護学校秩父自然学園
就労支援すいーつばたけ
就労移行支援事業所ハートフル川口
埼玉県済生会ワークステーションみのり
障害者就労・生活支援センターみらい、つばさの森
吉川就労支援センターフレンドリーパーク

グループ全体の障害者雇用率(2022年6月1日現在)

法定雇用率 10.22%